MIRROR.
映画ときどき音楽。そんな日々。 ただ自分の思いを吐くのみです。 コメント大歓迎。
DATE: 2007/02/22(木)   CATEGORY: *カ*
ツミノナカニイキル
隠された記憶 隠された記憶
ダニエル・オートゥイユ (2006/10/06)
タキコーポレーション

この商品の詳細を見る


クセのある、むしろありすぎるミヒャエル・ハネケ監督の作品。
私は監督の作品をはじめて見たのは『ピアニスト』だったんだけど、
見終わった後、なんだか不思議な感覚にさせられて、
なんだよーこの監督ーって思いました。笑
そんなフランス人監督の作品。

ネタバレ軽く含むと思われます。ご用心☆

キャッチコピーは「衝撃の結末!!」…
まぁ、けどフランス映画だし、ハリウッド映画とかである
「えーっ!この人が犯人だったなんて〜〜〜っ!」なんて類の
エンディングがあるはずねぇよな…と思ってました。
予想的中!!!
まぁ、ある意味衝撃でしたが…

いつの間にかエンドロール流れ始めちゃうから。
ここでおわるんかい!っとわかってながらも、つっこんじゃうから。
ていうか、はじめっから、え?!始まってるの?!です。

見終わった後も、ずーーっとアレコレ考えます。
本当に、本当に、厄介な映画!
監督が「見終わった後皆で議論している姿を見れたら嬉しい」みたいに言ってたけど、
監督のお望みどおりになりました。
完全に踊らされた感あります…
監督曰く「犯人が誰かということが重要なとこではない」
犯人考えるの諦めました、だから。
いっくら考えても分からない。
いわゆる「衝撃のラストカット」には気付いたけど、
だからって何かが分かるわけではなかったし。

ただね、監督が伝えたかった人間における罪、についてはすごく理解できた。
人間は罪にどう向き合っているのか
あなたは罪を全く犯していないといえるのか
そういうことをズーンっと突きつけられる感じです。
罪を犯しても、正当化したり、記憶をあいまいにしてごまかしたり、
あるいはどっかに置いてきたりしてる人、本当に多いと思う。
私も、正直、身に覚えがある。ゆえに、ドキっとした。
罪に対して罪悪感がないわけではない。
けど、罪を考えないようにしたりして逃げてしまう。
そういう心理、無意識のうちで働いてることってあるよなぁ〜
っとゾクッとさせられる現実を叩きつけられた。

あと、人種差別も取り上げられてる。
フランスは今これに関して大きな問題を抱えているしね。
考えることもあります。
「〜人だから」ってことだけで、恐怖感が芽生えたり、
憎悪感が倍増したりってことあるんだよね、悲しいことに。
なんでなのかな。悲しくて仕方ないよな。
そして、差別は憎悪を生み、憎悪がまた差別を生み…
なくならないね。どうしたらいいんだろ。

まぁ、とにかく色々と考えられる作品です。
好き嫌いは、非常に分かれると思われます…
グロテスクな映像がときおり襲ってくることも。(本当不意だからビビル)
ぜひ。

ちなみに、主人公演じたダニエル・オートゥイユ(『橋の上の娘』の人!)
が見事な演技ぶりでしたーちょっと狂気を帯びた感じがうまい。

ぜひぜひ。
[ TB*0 | CO*0 ] page top

COMMENT

 管理者にだけ表示を許可する

TRACK BACK
TB*URL
Copyright © MIRROR.. all rights reserved. ページの先頭へ